見ているだけでお腹が減ってきた……! 学生時代を思い出す手作りヘアクリップが話題です。
ミニチュアフード作家のはらぺこ文鳥さん(@hara_hetta0725 )が5月21日、X(旧Twitter)に自作のヘアクリップの写真を投稿したところ、約13万件の「いいね」が集まりました。
「お弁当のおかずをヘアクリップに……」
はらぺこ文鳥さんは「お弁当のおかずをヘアクリップにもしてみたんですけど……」と切り出し、ミニチュア作品が乗った2つのヘアクリップの写真を投稿。手のひらサイズのクリップの上には、お弁当カップに入ったおかずが5つ並んでいます。
ラインナップは左から、マカロニサラダ、ひじき、エビグラタン、ほうれん草のソテー、きんぴら。
1つのおかずは爪ほどの大きさですが、サラダのとろっとしたマヨネーズやきんぴらの照りも再現されています。まるで本物みたい……!
制作したはらぺこ文鳥さんも、このクオリティに「この通り非常にかわいいです、ええ」とご満悦です。
あまりにリアルなヘアクリップに、「定番おかずだった、思い出詰まってる」「懐かしい」「天才すぎる、絶対に欲しい」などたくさんの反響が寄せられています。
また、「このグラタン占いもついてて好きだった」「真ん中のグラタン……! 底に占いあって大好きだった!」など、とりわけ冷凍食品のエビグラタンを懐かしむ声が多く見られました。占いがカップの底に書いてある「えびとチーズのグラタン 」(マルハニチロ)、懐かしい……!
おかずは「学生時代お弁当に入れてもらっていた」メニュー
BuzzFeed編集部はヘアクリップを制作したはらぺこ文鳥さんに話を聞きました。
はらぺこ文鳥さんは、「社交不安障害&元引きこもりのミニチュアフード作家」。樹脂粘土とレジンを使って、リアルなミニチュアフードやアクセサリーを制作しています。
ちなみに好きな食べ物はえんがわの寿司と生クリームなんだとか。
ーーお弁当のおかずのミニチュアを作ろうと思った理由を教えてください。
「新作には、みんなが『これこれ!』と共感できる要素を取り入れたいな~と考えていて。スーパーで買い出しをしていた際、ちょうど冷凍食品のコーナーを通りかかった時にひらめきました」
「多くの人がその味を知っていて、見た目にも馴染み深い存在である冷凍のおかずカップは次の新作にぴったりだと」
ーーおかずをヘアクリップにアレンジしたのはなぜでしょうか?
「ブローチやピアスは既に作っていましたが、ヘアアクセサリーにしてもかわいいだろうなという予感がしていました」
「思わず二度見、三度見してしまう懐かしさのおかずヘアクリップが、ご家族やご友人との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです」
ーーどのようにしてメニューは決められましたか?
「おかずのラインナップは、実際に私が学生時代お弁当に入れてもらっていたものばかりです。自然解凍で食べられるところもポイントで、朝カチコチに凍っていたおかずが、昼休みにはちょうど柔らかい食べ頃になっているんですよね」
「個人的にはエビグラタンが入っていると、一日テンション上がりっぱなしでした(笑)」
「ピンセットでちまちま盛り付けて……」
ーー作った時のこだわりや苦労したポイントを教えてください。
「どの角度からも美味しそうに見えるように、ほうれん草やひじきを一欠片ずつピンセットでちまちま盛り付けていくのが大変でした」
ーーミニチュアフードを作るコツは何でしょうか?
「普段から型などの使用は最低限にとどめ、細部は手作業で調整して仕上げることを意識しています」
「一度にたくさんは作れないし手間もかかるんですが、そのおかげで作品の質感を褒めてもらうことが多くて報われた気持ちになります」
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爪ほどの大きさの作品を手作業で作っているんですね……! まさに職人技です。
はらぺこ文鳥さんは、制作したミニチュアフードやアクセサリーをネット上で販売 しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。