1000人と婚活した女性がわかった“人生のタイミング”運命の人と出会うには?

「運命の人に出会いたい」と願う女性は多いです。思った通りに恋愛や結婚がうまくいくなら良いのですが、相手がいることだからこそ、自分の考えだけで順調に進むわけではありません。

そこで、実際に1000人と婚活して13歳年下の男性と出会って結婚し、エッセイ本を発売した著者のかわむらあみりから、婚活がうまくいくモチベーションのコツを紹介します。

婚活がうまくいくモチベーションのコツ

婚活に疲れたら休んでもいい

頑張っているつもりなのに、なかなか良い結果を得られない。前はこのやり方でうまくいったのに、なぜか今はうまくいかない。思うように物事が進まなくて、気持ちばかりが焦ってしまう……。

いつも希望する通りに進むとは限らず、時にはつまずいてしまったり、大きく転んでケガをしてしまったり。実際、私は約1000人の男性と婚活で出会ってから、結婚しました。

それまでに出会った男性の中には条件の良い人もいましたし、自分さえ納得できれば関係が発展しそうな人もいましたが、どれも破局。さらにお相手のお眼鏡にかなわず、連絡が途絶えることもありました。

その時々では大変でしたが、それもこれも、現在の夫と出会うまでの道のりだったのだとわかってからは、「そういうことだったんだな」「一見うまくいかないように見えることにも理由がある」「その理由は後になってわかるものだ」と実感しました。

答えは自分の中にあるので、他人と自分を比べる必要はないのです。

成功者と思える人は羨望の眼差しで見られることが多いとはいえ、見えないところでその人なりの努力をしていることや、持ち前の運などの要素もあります。そのため、それぞれにとってのベストなタイミングで物事はうまくいきます。

落ち込んでいるときや、つらい時期は、他人のことまで思いやる心の余裕はなかなか持てないものですが、物事にはタイミングがあります。大きな視点で自分の運命を見てみると、「今はまだその時じゃない」と宇宙(あるいは神さまのような存在)が判断している可能性もあります。

とはいえ、うまくいかないことが続くと、婚活をするモチベーションも下がってしまうものです。ですが、そこで無理をしてお相手を探そうと思っても、案外ネガティブなオーラは伝わってしまいます。そうなると好印象を残せないばかりか、時には、同じように後ろ向きな考えのお相手を引き寄せてしまうこともあるでしょう。

だからこそ、モチベーションが低下している時は、無理をしなくていいんです。一度、婚活することをやめてみましょう。

婚活を休むときにもコツがある!

一刻も早く運命の人に巡り合いたい、そう思えば思うほど、婚活を休むことが不安になることもあると思います。でも婚活疲れを引きずったまま無理をして続けるよりも、潔く休んでみましょう。

婚活からあえて離れてみることで、次第に頭の中がスッキリと整理されていき、「あのときすごく焦っていたからうまくアピールできなかったな」とか、「自分にとって必要なのは安心感を与えてもらうことかもしれない」という、婚活中に見えていなかった本当の自分の気持ちが見えてくることもあります。

つまり、余裕が生まれることにもつながり、心身ともに回復してくるのです。

私は気分転換したい時は、神社仏閣をお参りしたり、大好きなアーティストのライブへ行ったり、推しの俳優が出演するドラマを観たりします。

リフレッシュできるばかりか、好きなことに触れることで、自然と気力が湧いてきました。みなさんも、もしも婚活疲れを感じたときは、ご自身の趣味や好きなことに今一度没頭してみるのも、おすすめです。

そうして少しずつ気力が戻ってきたら、あらためてどんな結婚がしたいのか、ふんわりとでもイメージしてみましょう。

自分自身の夢を紙に書いてみる、理想の結婚式の写真や雑誌の切り抜きを集めてみるなど、自分の夢を視覚的にわかるようにするのもいいですよ。

だんだんとワクワクする気持ちも蘇ってくるようになったら、その時にまた婚活をリスタートすればいいのです。きっと疲れ切っていた時よりも、モチベーションがかなり回復しているはずです。

婚活をしている際の注意点としては、結婚相談所のような身分がきちんと証明される場所を除き、手軽なマッチングアプリや合コンなどでは、相手の背景がわからないということです。

また、異性だけではなく同性とも出会うことがありますが、婚活友達が増えると共感し合える部分もある一方で、本来はライバルでもある関係性ということも忘れないでおきたいものです。

婚活疲れがたまってきたら休む、どんな人と出会いたいかを明確にする、自分自身に合った婚活の方法を選ぶ。そういったことを意識するだけでも、運命の人との出会いは早まるはずです。

私は友人の紹介、合コン、ネットでの婚活、婚活パーティー、結婚相談所など、さまざまな方法で婚活を行い、約4年間で1000人の男性と対面で会ってきました。さらなる婚活がうまくいく方法については、エッセイ本を読んでいただけたら嬉しいです。

※『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)の一部を再編集し、加筆したものです。

【書籍情報】

『どうしても、結婚したかった。 1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』
著者:かわむら あみり
2024年4月1日発売

定価:1,540円
仕様:四六判、ソフトカバー、208ページ
発行:東京ニュース通信社
発売:講談社
全国の書店、ネット書店にてご購入いただけます。

<プロフィール>
かわむら あみり
ライター・編集者・エッセイスト。大阪府生まれ。出版社勤務後、独立。著書に、自身の体験をもとに綴ったエッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)がある。マガジンハウス「ananweb」、朝日新聞社「好書好日」ほか、音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。エンタメ雑誌から韓国ドラマのムックまで、WEBや雑誌でコラム連載やインタビュー、編集を担当。

(mimot.(ミモット)/ かわむら あみり)

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