全日本プロレス1日の東京・サン町田旭体育館大会で、3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(25)がV2へ弾みを付けた。
24日の東京・後楽園ホール大会での王座戦を控える安齊と挑戦者・鈴木秀樹はこの日、メインの6人タッグ戦で激突。序盤から鈴木とエルボーを打ち合うなど激しくやり合った。終盤には鈴木のドロップキックを諏訪魔に誤爆させるなどしてペースをつかむと、最後は阿部史典を必殺のギムレットでマットに叩きつけ、3カウントを奪った。
29日の後楽園大会で同世代の本田竜輝、綾部蓮、ライジングHAYATOと新ユニットを結成。この日は綾部、HAYATOとのトリオで出撃しただけに「俺たち新チームのスタートダッシュ、最高だろ。まだ名前も何も決まっていないけど、組んでてワクワクするよ」と手応えを口にする。
さらに鈴木に向け「3冠戦まであっという間だ。俺はその日まで1日1日、成長し続けるから、よそ見するなよ。俺だけを見ていろ!」と叫んだ。若き王者が王道の真ん中を突っ走る。