楽しい夏が始まる 全国唯一の「昼の鵜飼」 木曽川鵜飼が開幕

木曽川鵜飼を楽しむ関係者=1日午後、木曽川

  国宝犬山城を望む岐阜県各務原市と愛知県犬山市境の木曽川で1日、木曽川鵜飼が開幕し、関係者が伝統の漁を堪能しました。

  木曽川鵜飼は、鵜匠や鵜の姿をはっきりとみることができる全国で唯一の「昼の鵜飼」として人気を集めています。

  開幕日のきょうは神事が執り行われ、各務原市の浅野健司市長や愛知県犬山市の原欣伸市長ら関係者が今季の安全を祈願しました。

  続いて、招待された関係者が舟に乗り込み、鵜匠の匠みな手縄さばきを間近で楽しんでいました。

  鵜匠の石原篤郎さんは「鵜は元気。お客様とコミュニケーションをとりながら楽しめたら」と、東海地方初の女性鵜匠として活躍する稲山琴美さんは「楽しい夏が始まる」と笑顔で意気込みを語りました。

  船を運航する木曽川観光の石田芳弘社長は、今年の観覧者について、「去年をやや上回る1万7000人を見込んでいる」と話していました。

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