警察や検事を名乗る男から約700万円騙し取られる 岐阜県飛騨市の男性 特殊詐欺被害

飛騨警察署

  飛騨市に住む男性が、警察や検事を名乗る男に現金約700万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

  5月26日午後2時ごろ、飛騨市の50歳代の会社員の男性の携帯電話に着信があり、男性が電話に出たところ「迷惑メールが大量発信されています。電話を遮断します。」などという趣旨の音声ガイダンスが流れ、案内に従って「0」を押したところ、オペレーターや警察を名乗る男らにつながり、「詐欺捜査をしていて犯人を逮捕した。あなたの名義の携帯電話、銀行口座を没収た。」などと言われました。

  さらに、検事を名乗る男から「身柄を拘束する。保釈金を収めることで逮捕を猶予する。」などと言われ、話を信じた男性は指示に従い、5月26日と27日の2回にわたって指定の口座に現金約700万円を振り込みました。

  その後、男性がインターネットなどで、保釈金についての情報や同様の手口の事件のニュースを確認して詐欺と認識し、きょう警察に届け出がありました。

  警察で、特殊詐欺事件として捜査しています。

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