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WWEで元新日本プロレスの元IWGPタッグ王者コンビが、実力を示し始めた。
新日本マットで今年2月まで14年活躍したタマ・トンガは、4月にスマックダウン電撃登場。ソロ・シコアが中心になった、新生「ザ・ブラッドライン」のメンバーとなった。5月4日のPLE「バックラッシュ」では、3月まで新日マットに上がっていたタマの弟タンガ・ロアも登場。シコアと兄の助っ人として、ランディ・オートン&ケビン・オーエンズの強力タッグ撃破にひと役買っていた。
31日(日本時間1日)のスマックダウン(ニューヨーク州アルバニー)では、ブラッドラインとオーエンズの舌戦を経て、タマ&タンガがついに兄弟コンビでWWE初出場。新日マットでIWGPタッグ王座を7度獲得した名コンビの対戦相手は、元ロウ&スマックダウンタッグ王者のストリートプロフィッツ(モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンス)だ。
タッグの名手同士の注目対決は、序盤はストリートプロフィッツが抜群の連係攻撃でペースを握る。だが、得意のラフファイトで兄弟コンビが逆転。タマが倒れ込み式ラリアートを連発でフォードに放てば、タンガも強烈なパワースラムを浴びせた。ドーキンスから反撃されても、兄弟連係からタンガがラリアート、バックドロップの猛攻だ。
それでもWWE女子タッグ王者ビアンカ・ベレアの夫、フォードが爆発力のある攻撃で逆襲。タンガには合体のブロックバスターをくらわせた。ところが攻撃を受けている間に、タンガとタマがタッチして巧みに交代。これに気づかないフォードはタンガに必殺のフロッグスプラッシュを決めたものの、試合権利があったのはタマだ。リングに駆け込んだタマがフォードにすかさす変型ブラッドライナーを決めて、3カウントを奪った。
見事な連係で、WWE屈指の実力派コンビに完勝。元IWGPタッグ王者の貫禄を見せつけた。現在スマックダウンのWWEタッグ王者は、オースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーの若手コンビ。実力的にはタマ&タンガの方が上だけに、この勢いで一気にタッグ王座まで手を伸ばしそうだ。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。