再配達削減へ、ベニマルに宅配ロッカー設置 発送手続きも

宅配ロッカーを利用体験する影山さん親子

 2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)の実現に向け、再配達削減プロジェクトを進めている県やヨークベニマル(郡山市)、物流事業者らは連携し「宅配ロッカー活用プロジェクト」を開始した。同市のヨークベニマル横塚店に設置されたロッカー(PUDOステーション)前で1日に記念セレモニーを行い、内堀雅雄知事や真船幸夫ヨークベニマル会長らが利用体験した。

 プロジェクトには物流事業者の日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸、DHLジャパンが参画。ロッカー利用者は荷物を受け取れるほか、宅配便の発送手続きを完結できる。内堀知事は「初めて使ったが本当に簡単。ぜひ多くの方に利用してほしい」とPRした。利用体験に参加した同市の影山杏奈さんは「小さな子どもがいてもタッチパネルなのでとても楽に操作できた。今後活用していきたい」と話した。

 ロッカーはパックシティジャパンが設置し、ヨークベニマルが場所を提供する。福島、郡山両市の11店に設置済み。今後、適地調査し、県内各店舗に展開していく予定。

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