「キョウゴは一流だ」 セルティック古橋に“Jオファー”噂も…OB主張「放出すべきでない」

セルティックで活躍する古橋亨梧【写真:ロイター】

日本のクラブからの関心が噂も…クラブOBが残留熱望

スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧には日本のクラブからの関心が伝えられるなど去就が注目を集めるなかで、クラブOBのクリス・サットン氏は背番号8を背負うストライカーの残留を熱望している。スコットランド紙「デイリー・レコード」が報じた。

古橋は今季公式戦50試合に出場して19ゴールをマーク。一時スタメンから外れるなど苦しいシーズンを過ごした。リーグ得点王(27得点)にも輝くなど年間34得点を挙げた昨季に比べれば確かに物足りない数字にはなったが、それでもシーズン終盤には復調の気配を見せていた。

そんな古橋に対してはJ1浦和レッズが獲得に動くのではという噂が浮上したことで去就が注目を集めている。そうしたなか、セルティックOBの元イングランド代表FWサットン氏は「セルティックはチャンピオンズリーグに向け、ビッグプレーヤーを売るのではなく、キープすることを目指すべきだ」と語り、古橋について当然放出すべきではないと主張していた。

「日本からのオファーがあるという話があったが、そこで言及されていた金額ではキョウゴを獲得することはできない。キョウゴは来年の1月で30歳になる。800万ポンド(約16億円)以上が手に入るなら手放してもいいという誘惑に駆られるかもしれない。だが、彼の代役を獲得するためにはいくら掛かるんだ? はるかに高額になるはずだ。キョウゴはセルティックにとって素晴らしい契約だった。昨季(23-24シーズン)は最初の2シーズンほどの活躍ではなかったかもしれないが、それも彼は20点近く決めた。

それだけでなく、キョウゴは一流選手だ。ダービーの大一番やカップ戦の決勝、ヨーロッパの舞台など重要な場面で結果を残してきた。セルティックが彼の売却を考えるはずがない。彼にはそれ以上の価値があるのだから」

古橋はスコットランド王者にとって代えの効かない絶対的な選手となっている。サットン氏が言うように、クラブが簡単に手放すことは考えにくいだろう。(FOOTBALL ZONE編集部)

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