バドミントン学校対抗、ふたば未来男女制す 福島県高体

【バドミントン女子学校対抗】17大会連続の優勝を果たしたふたば未来 =白河市中央体育館(上)【バドミントン男子学校対抗】6大会連続の優勝を決めたふたば未来(下)

 第70回県高校体育大会は1日、メイン会期が始まった。サッカー男子は尚志と帝京安積が決勝に進み、本県開催となり2枠となった全国高校総合体育大会(インターハイ)への出場を決めた。白河市中央体育館で行われたバドミントン競技学校対抗は男女ともにふたば未来が制した。

【バドミントン学校対抗】
 ◇女子 ▽1回戦
帝京安積 3―0 白河

福島高専 3―2 会津

須賀川創英館 3―2 福島東

若松商 3―1 橘

原町 3―0 郡山商

須賀川桐陽 3―2 東日大昌平

福島成蹊 3―0 会津学鳳

安達 3―1 あさか開成

葵 3―2 清陵情報

いわき湯本 3―2 相馬総合

白河旭 3―1 福島商

会津北嶺 3―2 福島西

 ▽2回戦
ふたば未来 3―0 帝京安積

須賀川創英館 3―2 福島高専

若松商 3―1 原町

安積 3―0 須賀川桐陽

福島成蹊 3―2 平商

安達 3―1 葵

白河旭 3―0 いわき湯本

尚志 3―0 会津北嶺

 ▽準々決勝
ふたば未来 3―0 須賀川創英館

若松商 3―2 安積

安達 3―1 福島成蹊

尚志 3―0 白河旭

 ▽準決勝
ふたば未来 3―0 若松商

尚志 3―0 安達

 ▽代表決定戦
若松商 3―1 安達

 ▽決勝
ふたば未来 3―0 尚志

 ◇男子 ▽1回戦
須賀川創英館 3―0 会津

いわき湯本 3―0 会津学鳳

福島工 3―2 郡山北工

清陵情報 3―0 福島成蹊

若松商 3―1 福島高専

郡山東 3―0 福島商

会津工 3―0 安達

白河旭 3―1 平商

二本松実 3―0 小高産業技術

葵 3―0 橘

郡山 3―1 白河

磐城桜が丘 3―2 須賀川桐陽

 ▽2回戦
ふたば未来 3―0 須賀川創英館

いわき湯本 3―1 福島工

清陵情報 3―2 若松商

磐城 3―0 郡山東

帝京安積 3―2 会津工

二本松実 3―0 白河旭

郡山 3―1 葵

原町 3―0 磐城桜が丘

 ▽準々決勝
ふたば未来 3―0 いわき湯本

磐城 3―2 清陵情報

帝京安積 3―0 二本松実

原町 3―1 郡山

 ▽準決勝
ふたば未来 3―0 磐城

帝京安積 3―0 原町

 ▽代表決定戦
磐城 3―2 原町

 ▽決勝
ふたば未来 3―0 帝京安積

 女子・悔しさバネに17連覇

 バドミントン女子学校対抗は、ふたば未来が圧倒的な強さで4試合全てにストレート勝ち。富岡時代から数えて連覇記録を17に伸ばし、全国屈指の強さを見せつけた。主将の秋田まな(3年)は「試合が進むにつれて質の高いプレーができるようになった」と手応えを語った。

 3月下旬の全国高校選抜大会で4強入りを逃し、悔しい思いをした。全国高校総体(インターハイ)で、勝てるチームになるため、精神面の強化に力を注いだ。メンバー内で励まし合いや練習時の声出しなど基本から徹底することで、チームを一から作り直した。

 努力は実を結んだ。一日に複数回の試合が続く、持久力が求められる県予選で「ラリーが長く続いても、気持ちで負けず、スマッシュを打ち続けることができた」と秋田。大久保菜摘監督も「攻め抜くことができた」とチームをたたえた。

 秋田は夏の全国大会に向けて「プレーと気持ちで負けない。心を一つにして男女ともアベック優勝を目指す」と力強く語り、大舞台に照準を合わせた。(小山璃子)

 男子・集中力絶やさず

 大会6連覇を果たした男子のふたば未来。主将の松川健大(3年)は「集中力を絶やさず勝つことができた」と、王者の貫禄を漂わせた。

 今春の全国高校選抜大会男子団体で優勝し、チームは好調を維持している。しかし、慢心するわけではなく「普段から全国大会を想定した練習に取り組んでいる」と松川。今大会でもその成果を発揮し、全ての試合でストレート勝ちした。

 「個々の力は強い」。松川はチームへの自信を示しながら、インターハイに向けて「全ての部門で勝ち、ふたば未来の力を見せつける」と力を込めた。

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