米テキサス州のマクドナルドで、ドライブスルーで注文した商品の中に「ハッシュポテトとビスケットが入っていなかった」と文句をつけ、発砲した女が起訴された。
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サンアントニオにあるマクドナルド(2018年12月11日撮影)
地元テレビ局KENS 5 によると、事件は2023年12月30日、サンアントニオの店舗で起きた。
従業員によると、サマンサ・アンソニー被告(32)はその日、ドライブスルーで商品を注文し、窓口で受け取ってから一度去ったという。
30分後、被告は店に戻る。そして「頼んだ商品をもらっていない」と大声で文句を言い始めた。
*サマンサ・アンソニー被告*
しかし、従業員は被告がマクドナルドの袋を持っているのを発見した。
従業員はテレビ局の取材に対し、「『袋の中を見せてもらえますか?』と(被告に)言ったら『あなたは袋さえくれなかったじゃない』と拒否されました」と答えた。
店舗のマネージャーが監視カメラの映像を見て、商品が手渡されていることを確認したが、被告は商品を受け取っていないと主張し続けた。この押し問答が30分ほど続いたという。
その後、被告が呼んだ恋人も従業員を問いただすなど、口論は激しくなった。そして車から降りた被告が銃を取り出し、店に向かって8発発砲した。
幸いなことに、負傷者は出なかったようだ。被告は逃走したが、監視カメラの映像などから身元が判明し、サントニオ警察が拘束した。
「涙が出ました。怖かったです。パニック発作も起きました」と従業員は振り返る。
被告は、銃器による加重暴行の容疑で起訴されている。