山本由伸が6勝目 スパイクの紐が切れるアクシデントに「切れる予感がしてたっす」

6勝目を挙げた山本由伸(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャース・山本由伸投手(25)が1日(日本時間2日)のロッキーズ戦(ドジャースタジアム)に先発し、6回を7安打1失点、7奪三振の好投で6勝目をマークした。

2回に犠飛で先制され、その後も得点圏に走者を許したが、決定打を許さない。フォーシーム中心に毎回奪三振を積み重ね、流れを渡さない。自軍がすぐに逆転し、3点のリードをもらって自己最多の101球を投げ終えた。グラスノーと並んでチームトップタイの6勝目。前回のレッズ戦が5回4失点と乱れたが、見事に修正して試合を作った。

「変化球が一発でうまく投げられなかったので今日はストレートでカバーできたかな」と汗を拭った山本は「走者を出しながら粘りの投球になった。ピンチになってもホームに返さないよう落ち着いて投げている。球数も増えたけど、何とか抑えたかなと思います。最少失点で抑えることが一番」と振り返った。

2回にマウンドでスパイクの紐が切れて交換するアクシデントがあったが「切れそうなのは試合前から分かっていたんですけど、ずっと使っていたスパイクがすごいしっくりきていたんで、もう1試合粘ろうと思って…。切れる予感はしてたっす」と笑った。

中5日の登板でハードな日程が続く中「そこまで大きな問題なく、疲労を取りながら登板を迎えられている。投手コーチとコミュニケーションを取って、いいコンディションで自信を持ってマウンドに上がれるサポートをしてくださっている」と感謝の言葉を並べた。

次回、中5日でいけば敵地でヤンキース戦(7日、日本時間8日)の登板が濃厚。ついに本塁打トップを走る最強スラッガー、ジャッジと激突だ。

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