張本美和、東京五輪金・陳夢相手に第3ゲーム奪取の奮闘も… 1-3で敗れベスト4進出を逃す【WTTチャンピオンズ 重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」は2日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)は同3位の陳夢(中国)と対戦。1-3で敗れ、準決勝進出を逃した。

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■今季4度目の大一番

張本美は1回戦では鄭怡静(台湾)、2回戦ではアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)と各国のエース級を倒して勝ち上がり。パリ五輪メンバーでもある陳夢との大一番となった。

第1ゲームは、陳夢が堅い守備をベースに僅かに張本美を上回る立ち上がり。張本美は長短のサービスやレシーブで対抗するが、次第に離される展開となり、5-11で先手を取られる。

第2ゲームで反撃に出たい張本美だが、ミドル、フォア、バックへ巧みに打ち分ける陳夢に6連続ポイントを許した。張本美はサービスやミドルからのフォアハンドなどで打開を図り点差を詰めると、6-8となったタイミングで陳夢のタイムアウトを引き出す。

張本美はさらに攻勢を強め同点に追いついたが、1点差をつけられた8-9で今度は自らがタイムアウトを取る。その後デュースにもつれ込んだ展開は、陳夢に強烈なバックストレートを沈められ、11-13で落とした張本美が王手をかけられる。

迎えた第3ゲームも互いに点を取り合う展開で、張本美、陳夢ともに隙を与えない。9-9となり拮抗状態が続くなか、陳夢のネットインでマッチポイントに。張本美はデュースにもち込み窮地を脱すると、陳夢のサービスに対してバックでミスを引き出し10-12でものにする。

第4ゲームは陳夢に3ポイントを許す立ち上がり。バックを軸とした粘り強いラリーで食い下がる張本美だが、序盤のリードも響き点差を詰めるには至らない。最後は、陳夢にリードを広げられる形で5-11で奪われ、準々決勝で敗退した。

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