快進撃を見せた海田、準決勝で八回コールド負け 春季中国地区高校野球大会

【海田―尾道】六回尾道1死一、二塁、マウンドに集まる海田の選手たち

 【春季中国地区高校野球大会準決勝 海田0―7尾道】

 春季広島県大会で準優勝し、初の中国地区大会に臨んだ海田は、尾道に八回コールド負けを喫した。

 連戦となる夏の大会をにらみ、この日は最速145キロを誇るエース右腕松本遼太は登板を回避。控え投手を起用し、失点を重ねた。内谷治起主将は「勝つには、打ち合いに持ち込まないといけないと思っていた。得点も取れなかったし、守備も乱れたので」と冷静に敗因を分析。散発5安打に終わった打線、失点に結び付いた2失策を反省した。

 1954年創部の公立校。宮原を春季県大会優勝、広を秋季県大会4強に導いた実績を残すOBの平崎直樹監督が2020年4月に就任し、力を付けてきた。平崎監督は「そんな時間はないが、得点力を上げることと、松本が投げない試合をどう戦うか、を考えていきたい」と夏を見据えていた。

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