ベリンガム、CL制覇に歓喜「人生最高の夜」…ベテラン勢への感謝も口に

レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、ドルトムント戦を振り返った。

チャンピオンズリーグ(CL)決勝が1日に行われ、レアル・マドリードがドルトムントと対戦。74分にCKからダニエル・カルバハルが先制点を決めると、83分に相手のミスから最後はヴィニシウス・ジュニオールが追加点を奪い、2-0で勝利。2021-22シーズン以来2年ぶり、“前人未到”通算15回目の優勝を果たした。

レアル・マドリード加入1年目ながら、ラ・リーガに続いてCLでも優勝を飾ったベリンガムは試合後、イギリスメディア『TNT Sports』で「こうした試合でプレーすることをいつも夢見てきた」と語りながら、次のように試合を振り返った。

「人生ではあなたにはできない言う人も多くいるが、今日みたいな日はそのことを思い出す。辛い時にはそれがすべて価値あることなのかどうか疑問に思うこともあるが、今日のような夜はすべてが価値あるものになる」

「両親の顔を見るまでは大丈夫だった。夜7時か8時には家に帰れるのに、彼らは僕をサッカーに連れて行ってくれるために11時か12時まで外にいた。弟もいて僕は模範になろうとしている。言葉では言い表せないけど、人生最高の夜だった」

さらに、今夏限りで現役を引退する34歳MFトニ・クロースや38歳MFルカ・モドリッチらがチームに与える影響力について聞かれたベリンガムは「彼らは常に最初を楽しむようにと言ってくれた。山頂に登った時のように他にはない気持ちだなどとね。一番初めは決して忘れないと今週ずっと僕に言ってくれていた」と両選手には大きく支えられていたことも明かした。

「正直彼らは試合前の僕の気持ちの部分で大部分を占めていた。一人で部屋にいた時は自分自身のことを考えてあまり自信はなかったけど、夕食を食べに降りて行ったら、彼らはカードで遊んでいたり、話をしたりしてリラックスしていた。それを見て僕自身もリラックスし始め、落ち着くことができた。それで最終的にはヨーロッパのチャンピオンだ。これ以上のことはないね」

【ハイライト動画】ドルトムントvsレアル・マドリード

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