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日本一の干満差のある有明海の干潟で、全身泥まみれになって競う運動会「鹿島ガタリンピック」が2日、佐賀県鹿島市で開かれた。腹ばいになって25メートル先のゴールまで進む「人間むつごろう」などユニークな競技に、延べ約1300人が参加。強い日差しの下、笑顔で泥と格闘した。
潮が引いて姿を現した見渡す限りの干潟で、正午過ぎに競技がスタート。敷かれた板の上を自転車で走る「ガタチャリ」では、車輪が滑り、次々落下。ゴールできても止まりきれずに頭から突っ込む人もいて、泥しぶきの飛び散る熱戦に詰めかけた観客からは歓声が上がった。
ガタリンピックは1985年、地域振興を目的に地元の若者が企画した。