2差4位浮上の渋野日向子 海外メジャー2勝目のカギは? 岡本綾子はアプローチの重要性指摘

2差4位に浮上した渋野日向子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフツアー今季メジャー第2戦「全米女子オープン」3日目(1日=日本時間2日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC=パー70)、5位から出た渋野日向子(24=サントリー)は66と伸ばして、首位と2打差となる通算3アンダーの4位に順位を上げた。

海外メジャー初出場で初優勝を飾った2019年「AIG全英女子オープン」に続く、男女を通じて日本勢初となる海外メジャー2勝目へのビッグチャンス。渋野は「この位置にいると勝ちたいという気持ちがすごく芽生えてくる。悔いの残らないようなプレーをしたいのと、見てもらっている方に楽しんでもらえるようなプレースタイルを心掛けできたらいいなと思う」と快挙へ意欲を示した。

試合を中継した「ゴルフネットワーク」で解説を務めた〝レジェンド〟岡本綾子は「明日(最終日)の18ホールは、今日のような感じでしてほしいですね」と期待。その上で、優勝のカギはアプローチだとした。「グリーンを外したときのアプローチ、クラブのチョイスとか、どれくらい転がすのか、あるいは上げるのかということ。18ホール、パーオン率を上げるのは難しいけど、ボギーを少なくしないと、優勝は難しくなりますから」

またカップの縁から約10秒後のひと転がりでバーディーとなった14番パー4について岡本は「ラッキーなバーディーでした」。渋野は〝レジェンド〟の期待に応えられるか。

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