松岡修造が「自分が発酵する感じ!」と大興奮!北九州市旦過市場で出会った100年続くぬか床を使った「ぬか炊き」

『くいしん坊!万才』がついに50周年目に突入!「これからも体と心が喜ぶ料理を求めて全国を旅したいと思います!」と決意を表明した松岡さんが訪れたのは、福岡県北九州市の旦過市場。

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この地域で昔から愛されている「ぬか炊き」を「百年床 宇佐美商店」の三代目店主・宇佐美雄介さんに紹介してもらいました。

乳酸菌の宝庫!100年続く歴史あるぬか床に感動!

「ぬか炊き」とは、さばやいわしなどの青魚をしょうゆやみりんで煮つけ、仕上げに漬物のぬか床を加えた、北九州の郷土料理。

「ぬか炊きといえばこれ!というものは?」と松岡さんがたずねると、宇佐美さんは「さばのぬか炊き」をおすすめ。「さばうれしいですね!」と期待感が高まった松岡さんはさっそくいただくことに。

丸ごと食べられるほどに柔らかく煮られたさばをひと口食べた松岡さんは、「おいしいな~、ものすごいまろやかですね。ぬか漬けの独特の香りよりもサラッとしている」と絶賛。

宇佐美さんは、「加熱することでぬか床の香りが和らぎ、食べやすさが残る」と調理のポイントを紹介し、「ぬか炊き」は青魚が豊富に獲れる土地柄に加え、日持ちしない青魚を長持ちさせる生活の知恵から生まれたと教えてくれました。

宇佐美商店では、100年受け継がれてきたぬか床を使用していると聞いた松岡さんは、「100年ぬか床ですか!」と目を見開きました。

おいしいぬか床があってこその「ぬか炊き」ということで、ぬかに興味津々な松岡さんは、山椒・唐辛子・昆布が入った「ぬか床」を味見させてもらうことに。

ひと口食べ、「もう…こういう感じなんだけど」と、両手を広げて味を表現する松岡さんに、思わず宇佐美さんも楽しそうな笑い声をあげます。

「自分が発酵している感じですね」と感想を伝える松岡さんに、「ぬか床は乳酸菌の宝庫なのでお通じにもいいかもしれません」と宇佐美さん。

「むちゃくちゃ発酵します!」と勢いが止まらなくなった松岡さんは、続いて「いわしのぬか炊き」へと箸を進めます。

すると、食べた瞬間に飛びあがり、「このいわし、むちゃくちゃおいしいですね!」と驚きの表情を浮かべ、「噛んでいくとタレが魚の味と一緒になって、おいしい!」と大喜び。

じっくりと味わうと、「守る、受け継ぐ、その味がこの中に入っている。僕にも注入されていると思います」と、しみじみと100年の歴史に思いを馳せていました。

(『くいしん坊!万才』6月2日放送分より)

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