早田ひな、孫穎莎との“日中エース対決”でストレート負け 第3ゲームは激しいラリーの応酬も、世界女王に屈しベスト8で終戦【WTTチャンピオンズ 重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」は2日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。0-3で敗れ、ベスト8で敗退した。

◆【実際の動画】日本のエース・早田ひな、世界女王の鉄壁ぶりに思わず苦笑 孫穎莎と繰り広げた壮絶ラリー

■エースが世界女王に挑んだ

順調な勝ち上がりで準々決勝へと勝ち進んだ早田。孫穎莎との注目のマッチアップが実現した。

第1ゲームの立ち上がり、孫穎莎の堅実なプレーに早田が立ち向かう展開に。リードを許したなかで早田は相手を窺いながらのレシーブで打開を図るが、それを上回る孫穎莎の技術とパワーの前にポイントを奪われ、6-11で先手を取られるスタートとなる。

第2ゲームは早田が序盤の3連続ポイントを返し同点に。早田は積極的な姿勢を見せるが、勝負のボールが外れるなど、孫穎莎を崩しきるには至らない。終盤にかけてポイントを奪われ、5-11で王手をかけられる。

あとのなくなった第3ゲーム、早田は巻き込みサービスで変化を見せ、孫穎莎を崩しにかかる。相手の重いフォアハンドにも対応し、この試合で初めて中盤以降にリードを奪うが、孫穎莎も食らいつき9-9の同点に。迎えたラリーの応酬で相手にポイントを与えた早田は、9-11で奪われ、ストレート負けを喫した。

パリ五輪に向けて、「孫穎莎選手と陳夢選手が10としたら、私は6くらいの位置」と現状を分析していた早田。2カ月を切ったなか迎えた大会で、またもや世界女王の壁を崩すには至らなかった。

◆【実際の動画】日本のエース・早田ひな、世界女王の鉄壁ぶりに思わず苦笑 孫穎莎と繰り広げた壮絶ラリー

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