長谷川博己『アンチヒーロー』白木・大島優子の裏切りで大波乱の最終盤か 怪しすぎる匂わせが示す今後の展開

大島優子、長谷川博己(C)ピンズバNEWS

長谷川博己(47)主演の日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系/毎週よる9時)の第8話が、6月2日に放送される。いよいよ終盤を迎えつつあるが、まだまだ波乱がありそうだ。

同ドラマは、“アンチ”な弁護士・明墨正樹(あきずみまさき/長谷川)が、視聴者に「正義の反対は、本当に悪なのだろうか?」と問いかけるリーガルドラマ。逆転パラドックスエンターテインメントとうたうように、予想を裏切る展開を続けてきた。ここにきて黒幕と思われる伊達原検事正(野村萬斎/58)と明墨との対決が近そうだが、その前にまだまだ波乱は起きそうだ。

5月26日放送の第7話は、明墨たちは瀬古判事(神野三鈴/58)と加崎法務副大臣(相島一之/62)のつながりを暴こうと、加崎のパーティーに潜入する。そこに、瀬古を買収して息子の罪を松永(細田善彦/36)に押しつけた富田衆議院議員(山崎銀之丞/62)が乱入。富田はそのことで逮捕されたが起訴は取り下げられ、富田の第一秘書である小杉(渡辺邦斗/40)だけが収監されていた。

後日、明墨は富田に会うと、瀬古によって釈放となったが再逮捕の可能性があると告げると、富田は瀬古と加崎の権力争いの犠牲者だとし、「やられる前にやるんです」と助言。続いて、明墨は瀬古を訪ね、すべて話してほしいと頼むが、瀬古は「私は裁判官です。罪を裁くことはあっても罪を犯すことはない」と一蹴。そのころ富田は、配信サイトで瀬古へ賄賂を渡したことを暴露し……という展開。

これまでの事件がすべてつながった今回。それもあってか、X(旧ツイッター)上では、《青山さんも未だ謎な人物だし、白木さんも裏がありそう…と、全員怪しく見てしまう》《冒頭の白木さんの「ふ~ん」って表情が気になるし、終盤に紫ノ宮の背後に現れる青山さん怖すぎ。秋墨法律事務所で働くパラリーガルが何もないわけないよね?》など、白木(大島優子/35)と青山(林泰文/52)に関する考察が増えてきた。今後の展開におけるキーマンとなるのか?

■匂わせが多い大島優子

「青山(林)も怪しい動きを見せていますが、最も怪しいのは白木(大島)です。本作では役名に色がついている登場人物が明墨側の人間だと言われていて、法律事務所員は全員、色がついています。白については、“クリーンな存在”という見解もありますが、逆に見ると、どんな色にも染まる、つまり裏切る可能性が高いということではないでしょうか」(ドラマライター/ヤマカワ)

公式サイトの白木のプロフィールには「明墨が元検事だったことを知っている」と書かれていて、これまで描かれていない、明墨の(長谷川)過去を知っているようだがーー。

「白木は、仕事が終わるとさっさと帰ってしまう描写が何度も出ていますが、これも裏でなにかやっていることの匂わせかもしれません。実は二重スパイで明墨を裏切る、しかし、それは見せかけで、最後に明墨を助けるといった、さらなるどんでん返しがあるとか……。とにかく終盤の重要人物になることは間違いないでしょう」(前同)

今後のキーマンになるのは白木か青山か? また、ラストで緋山(岩田剛典/35)が江越という人物の居場所を探していることが分かった。江越は、相関図で唯一役名が明らかにされていない、迫田孝也(47)だと思われるが、どんな役回りだろう? 予想を裏切る展開で、視聴者を楽しませてきた本作。最後はどういう形で裏切ってくれるのか注目したい。

© 株式会社双葉社