鹿沼市長選挙 新人2人の一騎打ちに 9日投開票

とちぎテレビ

任期満了に伴う鹿沼市長選挙が2日、告示され32年ぶりとなる新人同士による一騎打ちの戦いがスタートしました。

鹿沼市長選挙に立候補したのはいずれも無所属の新人で届け出順に、元県議会議員で歯科医師の小林幹夫候補70歳と前の県議会議員で団体職員の松井正一候補58歳の2人です。

小林候補は、鹿沼商工会議所会館で出陣式を行い、地元選出の国会議員や、福田富一知事、自民と公明の県議会議員などおよそ800人が集結しました。小林候補は、鹿沼市議会議員を経て2003年、県議会議員に初当選し、連続で5期務めました。2017年には県議会議長に就任、自民党県連の政調会長も務めていて、「鹿沼を変える、鹿沼を建て直す」を合言葉に立候補を決めました。今回の選挙では五十嵐清衆議院議員、神谷幸伸県議会議員がバックアップし、自民が総力結集で戦うとアピール。政策には「子育て支援」を第一に掲げ「学校給食の完全無償化」や「第1子から保育料を月1万円減免する」としています。

松井候補は、鹿沼市上殿町で出陣式を行い、地元選出の国会議員や、現職の佐藤信市長、それに労働団体の関係者などおよそ600人が参加しました。松井候補は、鹿沼市役所職員、鹿沼市議会議員を経て2008年、県議会議員の補欠選挙で初当選し5期の途中まで務めました。これまで所属していた立憲民主党では県連の幹事長や副代表を歴任しましたが「政党を超えて鹿沼市の未来を作りたい」と離党して市長選挙に臨みました。無所属・市民党を掲げ、子育て・教育に産業など5つの重点政策を柱に子育て出産応援給付金を20万円に倍増させることや鹿沼版の「経済財政諮問会議」を創設することなどを目指しています。

鹿沼市長選挙は、今月(6月)9日に投開票が行われます。

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