今年は“オールブラック”で決まり 「ヘルシュタイン エディション」の2024年モデルに要注目

By WATCHNAVI salon

1904年創業の独立系時計ブランド【オリス(ORIS)】が最新モデルを発表。毎年、創業日の6月1日に発売されるスペシャルモデルの第5弾「ヘルシュタイン エディション2024」が世界限定250本でリリースとなり、価格は66万円(税込)。2024年6月発売となる。

毎年発売される「ヘルシュタイン エディション」

オリスが創業したのは、今から120年前の1904年6月1日。毎年、この特別な日にコアコレクションにない限定モデル「ヘルシュタイン エディション」を発表しているのは、熱心なオリスファンであれば周知の事実であろう。モデル名のヘルシュタインとは、オリス創業の地であり、現在も拠点を構えるスイスのジュラ山脈にある村の名だ。オリスの共同経営責任者ロルフ・スチューダーは2020年のファーストモデル発表以来、毎回、注目を集める「ヘルシュタイン エディション」について次のようにコメントしている。「オリスブティックやお客様から、このシリーズは大歓迎されていると聞きます。毎年6月1日にオリスの歴史を振り返ったり、語ったりするよい機会になっています。お客様との関係を更に強固にします。エモーショナルなもの、つまり『愛』ですね」

「ダイバーズ65」をオールブラックでアレンジ

「ヘルシュタイン エディション 2024」は、レトロスタイルの3針ダイバーズ「ダイバーズ65」をベースとし、ケース、ケースバック、ベゼル、リューズにブラックDLCコーティングを施したモデルとなる。文字盤カラーをはじめ、ドットインデックス、時・分・秒針、オリスのブランドロゴ、日付表示、蓄光材も全てブラックでデザインされ、ブラックラバーストラップの尾錠までもブラックDLCコーティングで統一。「ダイバーズ65」コレクションでは初の試みで、オリスのラインナップの中でも異彩を放つオールブラックモデルに仕上げている。今回、オールブラックをチョイスした意図について「特に理由はありません。ただ、面白いし、オリスの誕生日祝いに丁度良いと思ったからです。この機会がなければ作らなかったかもしれません。結果的にスリークで、オリスの1965年発表モデルを彷彿しながら、とてもモダンなものになりました」とロルフ・スチューダー氏は述べている。

自社開発ムーブメント、キャリバー 400を採用

「ヘルシュタイン エディション」では、ブランドマスコットのオリスベアのあしらいも毎回、話題になるが、本機ではスイムウェアとサングラスを身に着けたオリスベアをケースバックにレイアウト。時計を裏返せば、キュートなオリスベアの姿が楽しめる。時計内部には高耐磁性と5日間パワーリザーブを備えた自社開発ムーブメント、キャリバー 400を搭載。10年間メンテナンスを不要とする画期的なムーブメントであり、メンバーシップサービスのマイオリスに登録すれば、10年間の保証を受けることが可能だ。また、キャリバー400を搭載した「ダイバーズ65」としては初めてミニッツスケールのレギュラーベゼルを採用した点も、本機の見どころとなる。

オリス共同責任者ロルフ・スチューダー氏

ファンには希少性と話題性も大きな魅力

本機は10気圧防水、逆回転防止ベゼル、日付表示、両面ドーム仕上げのサファイアクリスタル風防など基本的な機能を備えており、日常的な使い勝手も十分。世界250本限定の希少性に加えて、ブランド誕生120周年となる節目の年に発売された「ヘルシュタイン エディション」としての話題性も大きな魅力だ。ブランドのファンにとって間違いなく食指が動く一本である。

オリス「ヘルシュタイン エディション」 Ref.400 7794 4784-Set 66万円/自動巻き(Cal.400)、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。マルチピースステンレススチールケース(ブラックDLC)、ブラックラバーストラップ。直径40mm。10気圧防水。世界限定250本。

問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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