【全文掲載】朝倉未来&安保瑠輝也が最高売り上げを叩き出したBreakingDownを総括!「BDルールじゃないとスダリオ剛には勝てなかった」

2日、立川立飛アリーナで『SILK THE RICH presents BreakingDown12』が開催された。

大会終了後には、朝倉未来CEOとメインイベントでスダリオ剛に勝利を収めた安保瑠輝也が囲み取材に応じて大会を振り返った。
2人の会話は、たまに溝口勇児COOの合いの手が入りつつ進行していった。

安保「気持ちとしては倒したかったなあ」
未来「気持ちが負けてなかったのがスゴかったですね。結構注目度高かったから。次はRIZINですか」
安保「そうですねえ。一旦ちょっと……今結構ホンマ正直なところ、悔しい気持ちが強いんですよ。みんな『体重差危ないよ』『安保死ぬぞ』『危険だ』とか言われてたんですけど、ホンマに本心として俺は倒してやるって気持ちが100%やったんで。それが達成できなかったっていう悔しさがあるんで、一旦ちょっと考えたいです。引退するかもしれないです(笑)」
未来「マジ?」
安保「嘘ッス(笑)でもところで、今回アレみたいですね。最高売り上げ叩き出したみたいですね」
未来「あぁ、そうっすね」
安保「KOして未来さんに『これスペシャルボーナス有りっすか?』って聞こうとしてたんですよ」
未来「KOしてたら余裕で出してたよ」
安保「出来なかったっす」
溝口COO「KOじゃなかった場合ってファイトマネー返上じゃなかった?(笑)」
安保「えっ?なんスか?」
溝口COO「返上」
安保「……。」
未来「でもアレじゃないっすか?世間の声は負けるって声が多かったんで。それで勝ったんで、ちょっとだけ上乗せして上げてくださいよ、溝口さん。流石に」
安保「あざっす!!!」
溝口COO「CEOがOKなら(笑)」
未来「100万くらい追加しようか」
安保「ありがとうございます!」
未来「ありがとうございます。BreakingDownを盛り上げてくれて」
安保「こちらこそ。リング上でも言いましたけど、こんな対戦を実現できるのってBreakingDownだけだと思いますし、それこそ視聴者の数とか、純粋な格闘技には無い視聴者層を取ってると思いますし、そこで試合できることに関して俺はホンマに感謝の気持ち持ってるんで。ありがとうございます!」
未来「こちらこそ」
溝口COO「闘いたい相手とかは考えてるの?」
安保「そうですね……朝倉未来選手」
未来「……」
安保「冗談ス!(笑)闘いたい相手っすか?俺やっぱりMMAをこれからやっていきたいって気持ちも持ってるんですけど、キックボクシング自体に自分でしっかりケジメを付けたいと思うんですよ。それで今練習に踏ん切れてない理由がそこなんですけど、野杁選手ってONEに行かれたじゃないですか。だから対戦できないんですよ。だからTHE MATCHで野杁選手に勝った海人選手。ご存知ですか?」
未来「知ってますよ。出れるのかな?」
安保「RIZIN出たりしてるんで」
未来「面白いかもね」
安保「時期はすぐとは言わないですし、対戦相手の都合もあると思いますけど、今年どっかでやれたらなと。あ、パッキャオとやりたいです!(笑)」
未来「70kgでやるの?それは面白いかもしれないけど、それは俺に決める権限無いから」
安保「もちろん。そういう気持ちがあるってことで」
未来「でもメチャクチャ強くなってる気がする。見てて」
安保「いやぁ~、どうなんすかね。身体を大きくした割にスピードとかは落ちてなかったんですけど。でもやっぱりあんな体重差あったらそんな簡単に倒せへんのやなって。ハイキックをかも、ガード越しからですけど結構当たったりしたんですけど、全くグラついてる様子も無かったんで」
未来「目が良くてびっくりした。スダリオ」

安保「そうっすよね。思ったより見るのが上手かったですね。もっと最初から突進して来ると思ってたんで、そういう練習をしてたんですよ。エスケープ、エスケープで逃げて逃げて、パーンパーンパーン!で、『豚の丸焼きやぁ!』って言いたかったです。……なんで苦笑いなんスか(笑)」
未来「いやいや(笑)そういうとこも勉強すると人気出ると思います」
安保「今の無しで!(笑)」
未来「今のカットで(笑)」

安保「俺、ハイキック当てたかったんですよね」
未来「左の蹴りを執拗に狙ってたよね」
安保「ガーッと来ると思ってたんで、右にこう取って、その勢いで顔に……(※虚空にハイキックを放つ)。正面から行ったら相手の勢いを利用して行けるなと思ったんですけど、難しかったです」
未来「足、効いてなかった?大丈夫?カーフキックで」

安保「マジ、軽く当たっただけで折れちゃったんで。ハイキックにジャブ合わせられた奴。アレだけでこう(クラっと)なったんで。ヤバいっすね。BreakingDownルールやから勝てたと言っても過言じゃないと思います。正直言うと」
未来「謙虚だよ。素晴らしい」
安保「さっき(未来に)教えてもらったんで(笑)」
未来「楽しみにしてます。どちらにしろ。MMAやるんだったらJTTに通って」
安保「所属選手とやらしてもらっていいですか?」
未来「全然いいよ」
安保「じゃあ今度家に遊びに行っていいですか?」
未来「家?別にいいっすよ」
安保「あざっす!!行きたいっす!!」

未来「ジョリー、すごかったね、あの勝ち方」
安保「ジョリーちょっとスゴかったですね。僕のことより取り上げてほしいですね」
未来「組みでも勝ったし、すごい成長ぶり」
安保「パワーもスゴかったですね。効かせてからちゃんと決めてましたもん。追撃で」

(※スタッフからジョリーが右脚を骨折していたことが明かされる)

未来「へえ。スゴいっすね」
安保「メッチャ足痛くなってきた……ヤバいっすね。病院行ってきます。それの医療費とかって出ますか?」
未来「医療費は……出るんじゃない?流石に」
安保「よかったっす!」
未来「もしかして、稼いでない?(笑)お金の話多いけど(笑)」
安保「いやいやいや、その、今回ヤバいなと思って(笑)欲出ちゃったかなと(笑)」
未来「もう1Rさせちゃったからね」
安保「未来さん、しかもアレ、判定とか無しで『じゃあもう1Rしますかあ』って!」
未来「違う違う(笑)アレ、審査員がみんな言い出してて(笑)」
安保「そういうことっすか。なんか、1人ずっとえらい勢いで『これもう1R見たいなぁ~!』って。アイツ誰なんすか?」
未来「アレ、勝俣さん(笑)」
安保「ちょっとリングに呼んでもらっていいスか?(笑)」
未来「いや、でもおめでとうございます」
安保「ありがとうございます!またよろしくお願いします」
未来「もちろん」
安保「押忍ッ!」

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