【バングラデシュ】バングラ、ビジネス環境指数が悪化[経済]

バングラデシュのメトロポリタン商工会議所(MCCI)とバングラデシュ政策取引所(PEB)は5月30日、同国の2023/24年度(23年7月~24年6月)のビジネス環境指数(BBX)を発表した。BBXは58.75ポイントで、前年度の61.95ポイントから3.20ポイント低下した。

BBXを構成する11項目のうち23/24年度に新たに導入した1項目を除き、前年度を上回ったのは、▽土地のアクセス(土地の権利の保有や資源としての利用機会)▽取引の円滑化▽技術の導入——の3項目だった。

一方、前年度から大きく低下したのは、▽ビジネスの始動(前年度比8.04ポイント低下)▽金融アクセス(同7.11ポイント低下)▽規制情報の有用性(4.81ポイント低下)——など。

報告書では、ビジネスを円滑に進める上での主な障壁として、免許取得の困難さや汚職、土地登記手続きの複雑さ、脆弱(ぜいじゃく)なインフラ、電力不足、増税などを挙げている。

23/24年度の実質国内総生産(GDP)成長率は7.50%を予測。前年度(6.03%、速報値)から加速する見通し。24/25年度は7.80%、25/26年度は8.00%と右肩上がりの成長を予想している。

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