甘き香に誘われて 森に見つけたピンクのしずく ササユリ見頃はあと1週間 京都・京丹波町

薄ピンク色の花が森に映えるササユリ(京丹波町坂原・わち山野草の森)

 わち山野草の森(京都府京丹波町坂原)で、ササユリが咲き始めた。薄いピンク色の花が山中の緑に映え、ほんのりと甘い香りを漂わせている。

 ササユリは木陰や水はけのよい山の斜面に生息するユリ科の植物で、葉がササに似ていることから、その名が付いたとされる。

 山野草の森によると、花が最も多く咲くのは5、6日ごろの予想。10日ごろまで楽しめるという。

 1、2日は「ささゆりまつり」(午前10時~午後3時半)も園内で開かれる。ササユリをはじめとした季節の花を紹介する観察会、好みの山菜を揚げたての天ぷらで味わえるコーナー(有料)もある。

 山田義法園長は「ササユリと季節の山野草をじかに見て楽しんでほしい」と話す。詳細は同森0771(84)2041へ。

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