能登、早朝の震度5強に住民困惑 「怖い」「また来た」

地震があった石川県珠洲市内=3日午前7時すぎ

 元日の地震から5カ月が過ぎ、落ち着きを取り戻しつつあった能登半島を再び最大震度5強の揺れが襲った。月曜日の早朝に突如繰り返された緊急地震速報。「怖かったね」「また来た」。困惑した様子で寝間着姿のまま外に出る住民や、安否確認に奔走するボランティアの姿があった。

 午前6時半ごろ、石川県珠洲市飯田町の民家では柱がミシミシと音を立て大きく揺れた。付近の住民は慌ただしく外へ出て、互いの安否を確認。数分後にも続けて地震があり、恐怖から抱き合う人たちもいた。

 珠洲市で活動するボランティア団体の代表藤野龍夫さん(72)は揺れが収まると軽トラックに乗り、知人の様子を確認しに向かった。

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