いわき市消防本部は5月31日、同市のガソリンスタンドでガソリン荷降ろし時の安全対策などを確認する立ち入り検査を行った。
同市のガソリンスタンドでは3月、ガソリンが混ざった灯油を販売した事故が発生。事故の再発防止を図ろうと今回は危険物安全週間(6月2~8日)に合わせて実施した。
職員はタンクローリーから地下タンクへのガソリン注入作業に立ち会い、ホースをつなぐ注入口の位置や油種、数量などに関しての運転手と危険物保安監督者による相互確認の有無などを確認した。
同本部予防課の藤原章裕危険物係長は「ガソリンが混入した灯油を石油ストーブで使用すると火災の恐れが高く非常に危険。地下タンクへの注入の際には相互確認を徹底してほしい」と呼びかけた。今後、市内約200施設で立ち入り検査や事故再発防止指導を行う予定。