北上市民江釣子野球場の愛称お披露目 黒沢尻北高の記念試合も

記念招待試合に臨む黒沢尻北高野球部のメンバー

 北上市下江釣子の市民江釣子野球場を「きたかみしんきんボールパーク」とするネーミングライツ(命名権)が決まったお披露目と、創立100周年を迎えた黒沢尻北高の記念招待試合は1日、同球場で行われた。夏の高校野球岩手県大会を控え、実力校の宮城・利府高を招き、全力プレーの熱戦を繰り広げた。

 1924(大正13)年の同校創立の年に発足した野球部のOB会(及川義明会長)が主催。OBが利府高の初代監督を務めた縁があり、及川会長は「最高の相手を招待できた。夏と春の甲子園に出場した力でご指導いただきたい」とあいさつした。

 市が大規模改修を行った同球場は、北上信用金庫が4月から5年間の命名権を取得した。始球式に臨んだ木村幸男理事長は「地域のスポーツの後押しになればと思っている。設備の整った球場で好成績を残してほしい」と期待した。

 試合は均衡した展開が続いていた六回表、利府が打者一巡の猛攻で8点を奪い、10-1で決着した。

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