自民長崎県連が定期大会 「結党以来のピンチ」 古賀会長ら役員再任  

定期大会で再任され、あいさつする古賀会長(中央)ら役員=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 自民党県連の定期大会は2日、長崎市内のホテルで開き、会長の古賀友一郎参院議員ら現役員の再任を承認した。
 冒頭のあいさつで古賀氏は党派閥の政治資金問題に触れ「わが党は結党以来のピンチにある」と強調。3月に予定していた県連の政治資金パーティー中止や、4月の衆院長崎3区補欠選挙で候補擁立を見送った経緯を説明した。「失われた信用を回復していくためには、国民、県民のための政策、活動を積み上げるしかない」と呼びかけた。
 役員のうち、三役は幹事長の前田哲也県議=長崎市区=、総務会長の松本洋介県議=大村市区=、政調会長の中島浩介県議=南島原市区=がそれぞれ再任された。
 大会には地域・職域支部の代表ら約210人が参加。来賓として茂木敏充党幹事長や大石賢吾知事らが出席した。
 大石氏らは茂木氏と個別に面会し、九州新幹線長崎ルートのフル規格化などを要望。茂木氏は長崎市幸町で建設中の複合施設「長崎スタジアムシティ」も視察した。

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