笹生優花と同伴プレー 小祝さくらも「鳥肌が立った」

最終日は日本人同士で2サムプレー。小祝さくらは笹生優花に賛辞を送った(撮影/村上航)

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 最終日(2日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

笹生優花のメジャー2勝目の快挙を目の前で見届けた小祝さくらは、興奮気味に最終日の18ホールを振り返った。最終組の2つ前で、日本人同士で2サムプレー。会話を楽しみながら和やかに進んだラウンドの終盤、「16番のバーディパットを優花ちゃんが入れたとき、鳥肌が立った」という。

笹生が後続に3打差をつけて迎えた最終18番に入ると、「(自分も)なんだかギャラリーみたいな感じになってきて、ギャラリーの優花ちゃんへの熱気も伝わってきた」。日本ツアーで通算10勝。同じ組の選手の優勝シーンに立ち会うことは決して珍しくない小祝も、「一緒にプレーできていることがすごくレアなこと。最終ホールはそれを身に沁みながらプレーしていました」と世界最高峰の舞台での経験に酔いしれた。

16番ホールに向かう2人(撮影/村上航)

前半6番(パー3)で4パットのダブルボギーを喫しながら、勝負のサンデーバックナインで3つ伸ばした笹生のプレーに「パワーフェードというか、すごく良いフェードを打つなと思った。飛びますし」とショット力を絶賛。「アプローチも、パターもあり得ないくらい上手」と脱帽した。

小祝さくら(中央下段左)と竹田麗央(同右)はホールアウト後に記念写真。そろって9位に(撮影/村上航)

自身は首位と6打差、笹生とは3打差でティオフして4バーディ、6ボギーの「72」。中盤までの後退を終盤15番からの2連続バーディで立て直し、通算3オーバーで堂々の9位フィニッシュを決め、好材料を日本に持ち帰る。「最終日にこうやって(メジャー優勝者と)プレーできることはなかなかないこと。しかも全米女子オープンで一緒に。自分も、もっともっとレベルアップしたいと思うきっかけにもなりました。すごいパワーをもらいました」と感謝した。(ペンシルベニア州ランカスター/桂川洋一)

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