「伊達のお蚕(かいこ)用具展」 9月23日まで 福島県伊達市

伊達地方の蚕糸業の歴史を伝える展示

 福島県伊達地方の蚕糸業の歴史を伝える企画展「伊達のお蚕(かいこ)用具展」は9月23日まで、伊達市保原総合公園内の保原歴史文化資料館で開かれている。

 2019(平成31)年3月に伊達の蚕種製造、養蚕・製糸関連用具1344点が国重要有形民俗文化財に指定され、同館が所蔵している。そのうち、江戸時代、明治から昭和にかけて使われていた用具類約50点が展示されている。繭(まゆ)から糸を取るための糸取り器や繭を飼育するための「わらだ」、蛹(さなぎ)やちりを入れる「てっちり」などの道具や資料がある。入館料は大人210円、小中高生100円。時間は午前9時から午後5時まで、火曜休館。

 7月13日午後1時30分から、総合公園管理事務所多目的ホールで「わが町の蚕種屋さん―蚕種銘鑑」と題した郷土史講座を開く。50人定員。問い合わせは同館へ。

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