福島県楢葉町で「多目的運動場」落成式 サッカー元女子日本代表の丸山桂里奈さん夫妻ら祝う

トークを繰り広げる丸山さん(中央)と本並さん(右)。左は松本町長

 全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技の福島県内固定開催やスポーツ合宿の推進に向け、福島県楢葉町が町総合グラウンドの陸上競技場を改修した「多目的運動場」の落成式は2日、同施設で行われた。関係者が地域の活性化とスポーツ振興に期待を寄せた。

 関係者約50人が出席。松本幸英町長が式辞を述べた。ゲストとしてサッカー元女子日本代表でタレントの丸山桂里奈さん(NARAHAアンバサダー)と夫で元日本代表の本並健治さんが登場し、トークを繰り広げた。本並さんは「地域貢献のため、さまざまな活用に取り組んでほしい。僕たちも宣伝したい」と話し、丸山さんは「スポーツに限らず、たくさんの人に訪れてほしい」と願った。

 多目的運動場のネーミングライツを住鉱エナジーマテリアルと締結し、「住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ」とすることが披露された。

 記念マッチとしてJFAアカデミー福島女子U15と湘南ベルマーレ女子U15が対戦し、2―1で湘南が勝利した。サッカークリニックも催され、本並さんが女子中学生らを指導した。

 施設は旧陸上競技場を改修して人工芝を敷き、日本サッカー協会(JFA)など国内競技連盟との連携が可能なグラウンドとした。夜間照明やクラブハウスを設けた。さまざまなカテゴリーのサッカー、ラグビー競技に対応できる。今夏のインターハイでは4試合が予定されている。

新しいピッチで記念マッチを繰り広げる選手

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