鎌倉市内の観光客数横ばい 23年1228万人、大幅増につながらなかった要因は?

大勢の初詣客でにぎわう鎌倉市の鶴岡八幡宮=2023年1月2日 

 鎌倉市は31日、2023年に市内を訪れた観光客の延べ人数が約1228万人で、22年に比べて2.7%(32万人)増と横ばいの水準となったと発表した。市は、外国人観光客が増加しつつあるものの、23年前半に新型コロナウイルス感染症の悪影響が残ったことが大幅増につながらなかった要因と分析している。

 市観光課によると、同5月に新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたものの、それ以前の1~4月は観光需要が落ち込んだとみている。

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