オランダのコンテンポラリーダンスカンパニー「NDT（ネザーランド・ダンス・シアター）」が5年ぶりに来日し、「NDTプレミアム・ジャパン・ツアー2024」のトップを飾る群馬公演が30日、高崎芸術劇場で開かれます。
この劇場は最先端の設備が整っているので、コンテンポラリーダンスの分野にも視野を広げて世界の最前線のダンスカンパニーを皆さまにご紹介することにしました。
もちろん群馬で初めてのNDT公演となります。私はコロナ禍前の2019年に、神奈川県民ホールでNDTの日本公演を見て、大変感銘を受けました。
実はコンテンポラリーダンスの公演が実際にはどのような舞台なのかを説明したり、イメージを持っていただいたりすることはなかなか難しいのです。言えることは、NDTにはとにかく世界最高水準のトップダンサーたちがそろっているということ。
そのエネルギー、力強さ、美しさ、柔軟性といった、鍛え抜かれた肉体による驚くべき表現力に加え、音楽や照明も含めた特別なステージだということです。その幻想的な世界をぜひとも体験していただきたいと思います。
群馬公演は今回の日本ツアーの初日となります。高崎芸術劇場では、日本ツアーでの全5作品のうち3作品が上演されます。
「ジャキー」は23年の最新作。「ソロ・エコー」は12年、「ワンフラットシング、リプロデュースト」は2000年の作品ということで10年ごとのダンスシーンの変遷をご覧いただけます。能動的、積極的に感性と想像力を働かせて新たな世界に触れていただければ幸いです。
「NDTプレミアム・ジャパン・ツアー2024群馬公演」は30日午後4時開演。チケットはA席9000円など。群馬の後、神奈川公演（7月5、6日、神奈川県民ホール）、愛知公演（同12、13日、愛知県芸術劇場）が開かれる。問い合わせは高崎芸術劇場（☎027-321-3900）へ。
