イスラエル首相、米議会で演説へ 「戦争の真実」伝達と表明

Patricia Zengerle

[エルサレム 1日 ロイター] - イスラエル首相府は1日、ネタニヤフ首相が米連邦議会指導部から招待されていた上下両院合同会議での演説に応じると発表した。

声明によると、ネタニヤフ氏は「わが国の破滅を図っている勢力に対する正義の戦争の真実を、米国民の代表者と世界全体に伝える栄誉に興奮している」と述べた。

米議会指導部は5月31日、ネタニヤフ首相を上下両院合同会議での演説に招待する書簡を送った。イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃を巡り米議会で意見が分かれる中、イスラエルへの支持を示した格好だ。

書簡はジョンソン下院議長(共和党)、上院民主党のシューマー院内総務、上院共和党のマコネル院内総務、下院民主党のジェフリーズ院内総務が署名。招待の理由について「われわれの永続的な関係を強化するとともに、米国のイスラエルへの連帯を強調することを目指し、民主主義の防衛とテロとの闘い、地域における公正かつ継続的な和平の確立へ向けたイスラエル政府の見解を共有するため」と説明した。

ネタニヤフ氏はこれまで上下両米院合同会議で3回演説しており、チャーチル元英首相の記録と並ぶ。4回目の演説を行えば、外国の首脳として初めてとなる。

書簡は演説の具体的な日程を示していない。

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