【神戸須磨シーワルド】ついに“スマシー”がオープン! シャチにイルカに見どころいっぱい

西日本で唯一、シャチに会える水族館

6月1日、ついに「神戸須磨シーワールド」がオープンしました。“スマスイ”として親しまれた神戸市立須磨海浜水族園の跡地に、待ちに待った水族館が誕生です! 開業前に行われた内覧会にリビングWeb編集部員が参加してきましたので、当日の様子をレポートします。これからのおでかけの参考にしてくださいね☆

水族館は、シャチがいる「オルカスタディアム」、イルカがいる「ドルフィンスタディアム」、魚や海獣などがいる「アクアライブ」の3棟で構成。522種、1万7000点の生き物が展示されています。目玉は、西日本で唯一シャチが観られること。パフォーマンスを楽しんだり、生態を学んだり、その魅力を満喫できます。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲シャチのオブジェが迎えてくれるエントランス。奥は「ドルフィンスタディアム」

迫力満点!シャチのジャンプに魅了

まずは、シャチが観られる3階建ての「オルカスタディアム」へ。「オルカ」は、シャチの学名「オルキヌス・オルカ」に由来します。

■オルカスタディアム

親子のシャチ「ステラ」と「ラン」の2頭を飼育しています。パフォーマンスは、豪快なジャンプをはじめ、トレーナーと息の合った技や、尾びれを使った水しぶきタイムなど、見どころ満載。体が大きいシャチは、水しぶきも豪快です。これからの季節は、ずぶ濡れ覚悟で前列で楽しむのも◎。

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▲水しぶきを思いきり浴びてもOKな、オリジナルカッパの販売もあります

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■ブルーオーシャン オルカスタディアム

スタディアムのプールを下から観られるレストラン。シャチが悠々と泳ぐ光景を横目に、食事ができるなんてぜいたくすぎ~! 「レストランからシャチの全身を観ていただけるのは、ほかではできない体験です」と広報担当者。いつまでも浸っていたくなります。ブッフェメニューは、兵庫県の食材を使った50種以上がそろい、ライブキッチンも楽しめますよ。

出典:リビング神戸・阪神間Web
出典:リビング神戸・阪神間Web

▲シャチがこんなに間近に! タイミングがあえば、パフォーマンス中の水中での様子も観られます

■オルカラボ・オルカホール

デジタルツールを活用した、シャチについて学べるゾーンも。シャチの生態調査などを紹介する「オルカラボ」と、大画面で北海道・知床のシャチの映像を観られる「オルカホール」で、シャチへの理解が深まります。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲オルカラボには、鴨川シーワールドで飼育されていたシャチの骨格標本を展示

イルカのパフォーマンスや触れ合い体験も

オルカスタディアムのお隣は、同じく3階建ての「ドルフィンスタディアム」。オフィシャルホテルとあわせて15頭ものイルカがいます。

■ドルフィンスタディアム

シャチと同じく、イルカのパフォーマンスも、須磨の海をバックに楽しめるのが魅力。華麗な大ジャンプに思わず歓声が。パフォーマンス前後には、4つのプールを行き来して自由泳ぐ姿も観られます。

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■ドルフィンホール

ドルフィンスタディアムのプールを水中から観察できる横幅12mのワイドな水槽を設置。愛くるしいイルカに癒やされます。

出典:リビング神戸・阪神間Web

■ドルフィンビーチ(2階)

イルカとのふれあいプログラム「ドルフィンコミュニケーション」。トレーナーのレクチャーのもと、えさやりやサイン出しなどにチャレンジ。一緒に記念撮影もできます。

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▲ドルフィンコミュニケーションは1人2000円(約20分)

スマスイの魚もいる「アクアライブ」

「水の一生」をテーマにした瀬戸内海を再現した展示や、さまざまな水の生き物を観ることができる4フロア。「スマスイにいた魚たちはどこへ?」と気になっていた人はご安心を。「市民の方からよく聞かれますが、須磨海浜水族園の本館で飼育されていた約9割の魚類を展示しています」(広報担当者)。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲ローカルライフの入り口には、三木市の黒滝をイメージした滝があり、水の音が迫ってきます

「ローカルライフ」は、地域の生態をテーマに、飼育員がチャレンジしたという企画が並びます。鳴門の渦潮を再現し、水中での魚の様子を観察できる水槽、屋内では最大規模のアマモ水槽、夏は冬眠ならぬ夏眠の習性があるイカナゴの年間展示など、「へえー!」と発見がありますよ。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲瀬戸内海の豊かな漁場を育む海草・アマモを保全する役割も

サンゴ環礁の生き物がいる自然環境を再現した「トロピカルライフ」では、色鮮やかな海の世界を楽しめます。中でも、館内最大の水量670トンの大水槽は圧巻。水槽のアクリルをカーブさせる設計で、前に立つと、美しい海の中にいるような感覚に。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲シロワニなど、外洋で生息する生き物が観られます

続いてアザラシやペンギンなど、水族館の人気者が集まる「ロッキーライフ」へ。水中と陸上での様子を観察できます。アシカ・アザラシ・ペンギンのフィーディングタイム(食事)もあるので、お見逃しなく。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲フィーディングタイムのスケジュールはWebでも確認できます

なんと、1階には、誰でも気軽に入館できる無料エリア「スマコレクション」もあるんです! 須磨海浜水族園のアマゾン館にいたピラルクなど淡水魚が観られるほか、これまでの歩みをパネルで紹介。スマスイ時代の思い出がよみがえります。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲懐かしいスマスイのジオラマも

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲ロングノーズガー、ピラルク、ロシアチョウザメ、オーストラリアハイギョなどの水槽が並びます

イルカとふれあえるオフィシャルホテルも同時開業

オフィシャルホテル「神戸須磨シーワールドホテル」も同時オープン。宿泊者は、神戸須磨シーワールドの入館料が無料になる特典付き。チェックイン日からチェックアウト日までたっぷり遊べるのがうれしいですね。

■水槽付きのプレミアムルーム

全80室の客室は、すべてバルコニー付きで須磨のビーチや明石海峡大橋を見渡せるオーシャンビュー。室内に水槽が設置されたプレミアムルームもあり、くつろぎタイムにも海を感じられます。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲キングサイズのベッドと水槽が設置されたプレミアムルーム「プレミアキングアクア」

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲プレミアムルーム「シーワールドアクア」の大きな水槽は、バスルームからも楽しめます

■ドルフィンラグーン

さらに、ホテル直営は日本初という「ドルフィンラグーン」にも注目。宿泊者限定のアクティビティ「ドルフィンエクスペリエンス」は、生態を知る座学に始まり、浅瀬でふれあった後、一緒に泳げるという、イルカ好きにはたまらない内容です。

出典:リビング神戸・阪神間Web

▲アクティビティは1日3グループ限定。1人1万5000円。予約はWebで

■せとうちハーバーレストラン

ホテル内のレストランは、ランチタイムのみ宿泊者以外も利用OK。兵庫五国の食材を楽しめる地産地消をコンセプトに、海の幸からブランド肉、スイーツまで季節ごとの料理をブッフェ形式で楽しめます。テラス席もあり、海を眺めながらのんびりできますよ。

出典:リビング神戸・阪神間Web

シャチをはじめ、「こんなの初めて!」の体験に興奮しつつ、スマスイとのつながりも感じられてうれしくなりました。“スマシー”の愛称も近いうちに浸透しそうですね。

神戸須磨シーワールド・神戸須磨シーワールドホテル

神戸市須磨区若宮町1-3-5(JR須磨海浜公園駅歩5分)

営業時間、料金など詳細はWebで確認を。

神戸須磨シーワールドhttps://www.kobesuma-seaworld.jp/

神戸須磨シーワールドホテルhttps://www.kobesuma-seaworld.jp/hotel/

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