アルフィー・テンプルマン、ナイル・ロジャースをフィーチャーした新作をリリース 2ndアルバムのリリースも

楽曲の総再生回数は3億回を超える、シンガー・ソングライター、マルチインストゥルメンタリストであり音楽の才人アルフィー・テンプルマン(Alfie Templeman)が、「ジャスト・ア・ダンス・フィーチャリング・ナイル・ロジャース」をリリース。

マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ダイアナ・ロス、デュラン・デュラン、ミック・ジャガー等、数々の大物アーティストを手がけ1980年代の音楽シーンを席巻する名プロデューサーと言われるレジェンドギタリスト、ナイル・ロジャースをフィーチャリング。

アルフィー・テンプルマンは「インディーポップのギタースタイルというひとつのジャンルを発明したと言っても過言ではない、ナイル・ロジャースと一緒に仕事ができて幸運でした!」とコメントしています。

また、6月7日(金)には2ndアルバム『レディオソウル』をリリース。全体のコンセプトやアートワークは最初から決めていたわけではなく、アルバムが出来上がる過程で徐々にまとまったという本アルバム。引っ越しや成長、ティーンエイジャーから大人になる過程などをテーマに、“実験的なサウンドを試したい”という理由で、1stアルバム『メロウ・ムーン』のインディーポップから少し離れたグルーヴィーでダンサブルなアルバムになっています。

「サウンド面では、ビーチ・ボーイズからも深く影響を受けている」と話すアルフィー。音楽的には非常に幸せそうな音を持ちつつ、歌詞を聞くと誰かが苦悩したり、自分の感情を整理しようとしている様子が描かれているところが自分自身の心情に重なり、『レディオソウル』にも反映されているとのこと。大きなポップシンフォニーのようなサウンドの反面、深い苦悩を描く「Hello Lonely」、不安な心境から自分を救い落ち着かせるためのガイドとして書かれたアルバム最後の曲「Switch」など、人々を楽しませつつ、深く考えさせる音楽の数々が詰まっています。

また今作は、自分1人で部屋にこもって制作するスタイルだった前アルバムとは真逆のスタイルに挑戦。自分の欠点を受け入れることや自分ひとりでは解決できないこともあると考え直し、音楽仲間や一緒に働きたいと思っていた人たちとコラボレーションすることを目指したとのこと。自分ひとりで完結するのではなく誰かと共作することで、むしろ一歩引いて他の人とのコラボレーションを楽しむことができたと話します。

さらに、アルバム・タイトル『レディオソウル』についてアルフィーは、「これは言葉の混ざり合いのようなものです。アルバム全体を通して、どの世代でも起こるジェネレーションギャップはあるけれど、今の世代と昔の世代とでは明らかに異なることなどを観察に基づいて書いています。祖父母がラジオをよく聞いていたのを見ていて、その当時はそれが普通だったけど、今では誰もそれを本当に大切にしていないし、みんな物事をなんでも当たり前のように思ってしまうことが多いです。そんなことを歌詞にしました。それに対して、ソーシャルメディアが非常に多くのパラソーシャルな関係や表面的な人々がインターネットに常に存在するという、混沌とした場所になっていることについても書きました。だから、もっと本来の人間になり、自分自身に忠実であることにトライする。そこから魂(soul)の部分が生まれました。そして、この二つの言葉が何故か一緒になり、響きも良かったのでこのタイトルになりました」と話しています。

弱冠21歳にして、ベック、ピーター・ガブリエル、プリンス、トーキング・ヘッズ、スティーブ・レイシー、テーム・インパラなどレジェンドから現行のオルタナアーティストまで、さまざまな音楽的影響を受け、まるで狂気的な科学者のようにあらゆるジャンルや音楽的要素を融合させ、独自のユニークなスタイル「ビッグ・ウィアード・ポップ(巨大で摩訶不思議なポップ)」を生み出し、「音楽を作る上で、何でも試してみることが目標」としている若き天才音楽家 アルフィー・テンプルマン。既に次のアルバムは“もっと反対の方向”に向かうだろうと話すアルフィーの音楽ジャーニーはまだまだ続きます。

なお、リリース日には「ジャスト・ア・ダンス・フィーチャリング・ナイル・ロジャース」のミュージック・ビデオが公開されます。

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