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[31日 ロイター] - 格付け大手フィッチ・レーティングスは31日、米航空機大手ボーイングの2024年航空機納入およびキャッシュフローの予想を引き下げた。調査や機体の減産に見舞われているためだという。
フィッチは「納入見通しは、中国民用航空局(CAAC)がボイスレコーダーとバッテリーの情報に関する追加書類の提出を求め、特定の航空機の中国顧客への納入を制限する決定を下したことが影響した」と説明。
米連邦航空局(FAA)が工場内の監視を継続し、新たに製造された航空機を個別に認可すると決めたことも下方修正の理由に挙げた。
フィッチは現在、ボーイングの格付けを投資適格級で最も低い「BBBマイナス」としている。ボーイングは737型機の生産が落ち込んだことにより、複数の格付け会社から見通しを「ネガティブ」に引き下げられている。