震災伝承みらい館に指定管理者制度導入 来年4月1日から 福島県いわき市

 福島県いわき市は、来年4月1日から市内薄磯の「いわき震災伝承みらい館」に指定管理者制度を導入する。民間事業者などのノウハウを生かし、展示の充実や、効率的な施設運営につなげる。

 5月30日、市役所で開いた6月定例市議会の議案説明で千葉伸一郎総務部長が関連する条例改正案を示した。改正案は資料の収集や保存、施設の維持管理といった指定管理者が担う業務の範囲などを盛り込んでいる。今年秋ごろまでに候補者を選定し、12月定例市議会に関連議案を提出する方針。

 いわき震災伝承みらい館は2020(令和2)年5月に開館し、これまでは市が直接運営してきた。今年2月に来館者の累計が10万人を突破するなど運営が安定してきたのを踏まえ、指定管理者制度の導入を決めた。

(いわき版)

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