英国との絆「フラワーフェス」にぎわう 福島県本宮市

英国庭園で咲き競うバラを楽しむ来場者

 福島県本宮市のプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園で1日、「英国ケンジントン&チェルシー王室特別区友好協定締結記念 フラワーフェスティバル」が開かれた。来場者は咲き競うバラや特設ステージのイベントなどを楽しんだ。

 市内外から約1200人が訪れた。特設ステージでは本宮高音楽部などが演奏を披露した他、市イメージキャラクター「まゆみちゃん」との写真撮影会が開かれた。家族と庭園を訪れた本宮市の武田健吾さん(9)=本宮まゆみ小4年=は「バラがたくさん咲いているときに来るのは初めてでとてもきれいだと思った。クイズラリーで英国について学べて楽しかった」と目を輝かせた。

 英国庭園はロンドンのケンジントン&チェルシー王室特別区に福島庭園が整備されたのをきっかけに、2015(平成27)年に英国のウィリアム王子(現皇太子)が市内を訪問した縁で2017年に整備された。福島庭園は福島民報社による「復興大使」のロンドン派遣を契機に、在英県人会ロンドンしゃくなげ会の満山喜郎会長(白河市大信出身)、林景一駐英大使(当時)らの働きかけで2012年に同区内に開園した。さらなる交流の深化を図るため、市と同区は4月に友好協定を結んだ。

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