閉鎖した簡易郵便局が約7年ぶり再開 移住女性が「地域の人が集れるビジネス展開を」【長崎市】

長崎市の南部、新戸町に約7年ぶりに簡易郵便局が復活しました。

局長は兵庫県から移住した女性です。

KTN記者
「きょう長崎市にオープンした新戸町簡易郵便局です。色鮮やかで目を引くかわいらしい建物ですね」

外壁には手紙を食べる2匹のヤギが描かれています。

新しい郵便局をオープンさせたのは、「長崎好き」が高じて、夫婦で兵庫県から移住してきた大西優香さんです。

新戸町簡易郵便局 大西優香 局長(43)
「前の会社は金融機関で、次、もし自分が転職をする時は起業をしたいという思いがあった。社会支援になるような会社を作りたい。地域の人が集まれるような郵便局を核としたビジネス展開をやってみたいというのがきっかけ」

町内にあった簡易郵便局は7年前の2017年に閉鎖。

近くに郵便局はなく、まちの人から再開を望む声が上がっていました。

住民
「皆さんが楽しみにしてたのは事実」

住民
「便利。(この辺りは)遠くにしかなかった。歩いて来れる」

大西優香 局長
「安心して何でも相談できる対面のサービスが強み。利用してもらえるとうれしい」

今後は郵便局横の空きスペースを改装し、まちの人が集える空間にすることも検討しているということです。

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