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エミネムが先週金曜日（5月31日）にリリースしたニュー・シングル「Houdini」で、スティーヴ・ミラー・バンドのヒット曲「Abracadabra」（1982年）をサンプリングしたのを受け、スティーヴ・ミラーがエミネムへ称賛の言葉を贈った。
ミラーはインスタグラムにエミネムに宛てた長文のメッセージを投稿し、「何百年もの間、文化や世代を超え世の中全体にインスピレーションを与える物語、詩、歌詞、音楽的ルーツの長い連鎖があり、それらの思考、音楽、リズムにおいて、全てを受け止め、自身の感情や体験から新しいオリジナルのアイディアを生み出す特別なアーティストたちがいる。君は、オリジナル・アーティストたちによる長年の音楽的レガシーの上に新しいものを築く、不朽の創始者の1人だ」と、エミネムを称えた。
「独力でやりつつ、同時に、影響を受けた人たちの功績を認めリスペクトすることに時間を割いたり尽力するアーティストは多くはない。マーシャル・マザーズ、君は例外で、僕が持つ、アートに敬意を払う人々の短い一覧に名が記載されている。僕が愛する音楽をまだ歌い、プレイしている間に、君の制作過程に含められたのはいい気分だ。光栄だ。ありがとう」と、感謝もしている。
「Houdini」は、この夏発表予定のエミネムのニュー・アルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』からのファースト・シングルで、金曜日、ミュージック・ビデオも同時に公開された。ドクター・ドレー、50セント、スヌープ・ドッグ、コメディアンのピート・デイヴィッドソンらをはじめ、エミネムの娘たちもカメオ出演している。
Ako Suzuki
