木の棒を投げて的を倒す「モルック」全国大会 日本各地から約1000人が参加「負けても楽しい」

木の棒を投げて的を倒すスポーツ「モルック」の全国大会が、2日までの2日間、愛媛県今治市で開かれ、全国各地からやってきた選手たちの熱い戦いが繰り広げられました。

今治市の合併20周年を記念して開かれたモルックの全国大会は、全国から250チーム、およそ1000人のモルッカーたちが参加しました。

モルックは、1から12までの数字が書かれた「スキットル」と呼ばれる的を並べ、木製の棒「モルック」を下投げして倒すスポーツ。

2チーム以上で対戦し、倒れた数字や本数で加算される点数が先に50点ピッタリになったチームが勝利です。

試合では、選手たちが倒す的を定めて一投ずつ丁寧に投げ、良いプレーができた時にはチームの仲間と喜び合うなど盛り上がっていました。

(大阪から参加)
「勝負は勝負で大事なんですけど、根本的に楽しいというのがモルッカーの絆を作るきっかけだと思う」

(島根から参加)
「算数の勉強にもなったり計算で頭を使ったりして、みんなとのチームワークも深まるので、そこが楽しいと思います」

(大阪から参加)
「遠方の方とつながれるところがすごく気に入っています」

(千葉から参加)
「負けて悔しいじゃなくて、負けても楽しかったというところが1つの売りだと思います」

大会の他には、モルックの体験などができるコーナーも設けられ、子どもたちが並べられた的をたくさん倒して楽しんでいる様子でした。

また、モルックの発祥・フィンランドはサウナの本場でもあり、イベント広場では移動式サウナの体験をしたり、今治タオルで作られたサウナグッズを購入したりする人で賑わっていました。

© 株式会社あいテレビ