「雨風に耐える」農業現場で活躍する最新ロボットなど公開 道立総合研究機構による研究開発の成果発表会

北海道立総合研究機構による研究開発の成果発表会が行われ、農業の現場で活躍する最新ロボットなどが公開されました。

3日に札幌市で開かれたのは北海道立総合研究機構・工業試験場が年に一度、道内の企業向けに行っている成果発表会です。ロボットを使った最新技術などが報告されました。

永山友菜記者)

「こちらは荷物を運んでくれるロボットです。なんとタイヤではなく脚がついているので、どんなに凸凹した道でも運ぶことができます」。

会場には分野別にブースが用意され、足場が悪い場所でも荷物を運搬できるロボットや、農業現場では主に手作業で行われる作物と作物の間の細かい除草作業ができるロボットなどが紹介されました。

こちらは収穫した野菜をコンテナに移す作業を行うロボット。手の先の部分がモーターを使用しない設計になっています。

道総研・ものづくり支援センター・川島圭太主査)

「通常の機械だと手先にモーターが入っていて、なかなか雨風にさらすことはできないんですが、これだとモーターなしなので雨風に耐えることができるので、外でも使えます」。

道総研は今回公開されたロボットなどの最新技術を、道内の企業を通じて農業など様々な分野の現場に届けていきたいとしています。

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