「警察密着24時」担当者ら懲戒 テレビ東京、石川社長は3割返上

 テレビ東京は3日、番組「激録・警察密着24時!!」で不適切な表現が確認された問題で、放送当時の制作局長を減給、番組プロデューサーを出勤停止5日の懲戒処分にしたと発表した。石川一郎社長は役員月額報酬の30%、加藤正敏常務(制作担当)は同10%をそれぞれ2カ月自主返上する。

 テレ東によると、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」を連想させる商品に絡む不正競争防止法違反事件を取り上げた昨年3月の放送で、4人が逮捕されたとしたが、その後3人が不起訴になったことに言及しなかった。4人の様子について過剰な演出もあった。

 問題の発覚を受け、石川社長が今年5月30日に、番組の制作中止を発表していた。

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