「一字一字ていねいに」原爆死没者名簿の記帳始まる 去年8月6日からことし8月5日までに死亡が確認された被爆者の名前をつづる

8月6日の平和記念式典で原爆慰霊碑(広島市)に収められる死没者名簿の記帳が3日、始まりました。

死没者名簿への記帳を行うのは、被爆者で元広島市職員の 池亀和子 さんと 中本信子 さんです。2人は、亡くなった被爆者の名前や年齢などを書き入れていきました。

名簿に記帳されるのは去年の8月6日からことしの8月5日までに亡くなったことを広島市が確認した人たちです。広島市では6月3日までに4100人を確認しているということです。

池亀和子 さん
「亡くなった方々はいろんな思いで亡くなったと思う。みなさんの冥福を祈りながら一字一字ていねいに書いていきたいと思っている」

中本信子 さん
「ここまで広島が復興できたことはいろんな方々の尽力があったと思いながら、平和について考えたいと思う」

死没者名簿への記帳は8月5日まで行われます。

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