ジョージア「スパイ法」成立、議長が署名 NGOが提訴も

[トビリシ 3日 ロイター] - 旧ソ連構成国ジョージアで3日、外国から資金提供を受けている団体を規制する「外国の代理人(スパイ)」法が成立した。

ズラビシビリ大統領は同法案を批判し拒否権を発動したが、先週、議会が拒否権を覆した。議会議長が3日、法案に署名し、同法が成立した。地元メディアが報じた。

法案は資金の20%以上を外国から受け取っている団体に「外国の代理人」として登録を義務付け、違反した場合に罰金を科すほか、厳しい情報開示義務も課す。

反対派はロシアで同様の法律が言論弾圧に使用されているとし、1カ月以上にわたって大規模な抗議デモを行っていた。

先週の地元報道によると、ジョージアの非政府組織(NGO)グループは憲法裁判所に提訴する方針。欧州人権裁判所への書面提出も準備している。

米英や欧州連合(EU)も同法を批判している。

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