ハイボール約5杯飲み車内で仮眠4時間…帰宅途中の未明、取り締まりで摘発 20代消防士を停職5カ月 罰金30万円の略式命令「公務員の自覚徹底させる」 大隅曽於地区組合

 鹿児島県の大隅曽於地区消防組合は3日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発され、罰金30万円の略式命令を受けた曽於消防署の20代消防士を地方公務員法違反(信用失墜など)で停職5カ月の処分にしたと発表した。処分日は5月31日。

 発表によると、消防士は2月8日夜、鹿屋市内の飲食店でハイボール約5杯を飲んで自家乗用車内で約4時間仮眠。運転して帰宅途中の9日未明、取り締まり中の鹿屋署員に摘発された。基準値を超えるアルコールが検知された。

 同組合は、管理監督が不十分だったとして曽於消防署長を口頭注意処分とした。松下正一消防長は「住民の信頼を損ねたことを深くおわびする。公務員としての自覚を徹底させ、再発防止に取り組む」とコメントした。

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