38歳モドリッチ、レアル・マドリードと1年間の契約延長で合意か…減俸も受け入れ?

レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、同クラブとの契約延長に近づいているようだ。2日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

現在38歳のモドリッチはディナモ・ザグレブやトッテナムを経て、2012年夏にレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。すぐさま中盤の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算534試合の出場で39ゴール86アシストを記録し、4度のラ・リーガ優勝や6度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献。2022-23シーズン終了後には一昨年夏に続いてクラブとの契約を1年間延長し、在籍12年目を迎えた。

大ベテランの域に達した現在でも卓越したテクニックと戦術眼は健在。2023-24シーズンはイングランド代表MFジュード・ベリンガム加入の影響もありスタメン起用の機会を減らしたが、最終的には公式戦通算46試合出場2ゴール8アシストという成績を残し、ラ・リーガおよびCL制覇に貢献した。

そんなモドリッチだが、クラブとの現行契約は6月末で満了に。かねてから去就に大きな注目が集まり、退団や現役引退に伴うコーチ就任の可能性が噂されていたが、来たる2024-25シーズンも“白い巨人”の一員としてプレーすることが濃厚となったようだ。『アスレティック』が報じたところによると、同選手とレアル・マドリードは1年間の契約延長で合意に達したとのこと。これまではチーム内で最高クラスの給与を受け取っていたものの、新契約締結に向けた交渉の中で減俸を受け入れたようだ。

共にレアル・マドリードの中盤を支えてきたドイツ代表MFトニ・クロースは今シーズン限りでの現役引退を決断し、現地時間6月1日に行われたドルトムントとのCL決勝がクラブでのラストマッチに。しかし、モドリッチは少なくともあと1シーズンは純白の「10番」のユニフォームを着てプレーすることとなりそうだ。

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