『ヴェノム:ザ・ラストダンス』11月1日公開決定 “終わり”を予感させる予告編&ポスターも

映画『ヴェノム』シリーズ第3弾『Venom: The Last Dance(原題)』が、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の邦題で11月1日に全国公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。

本作は、全世界累計興収13億6200万ドル(約2138億円)を超える『ヴェノム』シリーズの最終章。

ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンオビートが寄生し誕生したヴェノム。強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙、長く伸びる真っ赤な舌で人を喰らう“最も残虐な悪”であり、マーベル・コミックではスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーローだ。2018年にシリーズ1作目『ヴェノム』が、そして2021年には続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が公開された。

第3弾となる本作では、主人公エディ役をトム・ハーディが続投するほか、『ドクター・ストレンジ』のキウェテル・イジョフォー、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』のジュノー・テンプル、『アメイジング・スパイダーマン』のリス・エヴァンスらが出演。過去2作の脚本を手がけたケリー・マーセルが新たに監督を務めた。

公開された予告編は、エディが悪党たちに囲まれている様子からスタート。「言っておく。俺は狂暴で、制御不能になる時がある」のセリフとともに、エディがヴェノムと一体化する、シリーズでお馴染みのシーンが。そして「俺たちはヴェノムだ」の決めゼリフ。2人の息はピッタリとは言えないが、見事なチームワークで敵を一掃(一食)する。その後2人は、何らかの目的で地球外生命体シンビオートを国家機密で研究している施設に侵入したことで、特殊部隊から追われることに。その執拗なまでの追跡は地上のみならず、水中や上空でも展開。大型旅客機の上では、ヴェノムと戦う新たな敵=巨大シンビオートも登場。一方、タキシードで正装したエディが旧友であるミセス・チェンとラスベガスで再会し、ヴェノムの姿で華麗にダンスする映像や、馬になったヴェノムがエディを乗せて疾走し崖からジャンプする、1作目のサンフランシスコでのバイクシーンを彷彿とさせるシーンも。なぜ追われるのか分からず、特殊部隊から逃亡することに疲れ切ったエディに新たな脅威が迫る。「エディ……オレの仲間たちが、地球に来る」と告げるヴェノム。同時に、「ヴェノムを殺さないと世界が終わる」と警告する一人の男。前作でカーネイジの恋人であるシュリークとの激闘の末、瀕死状態に陥ったマリガン刑事の姿が。前作でシンビオートの寄生を想起させるエンディングだっただけに、重要人物となりそうだ。大きな炎をあげて地球に向かってくる何か。そしてその目的とは。

あわせて公開されたポスターには、エディとヴェノムが背を向け、互いの表情に哀しみが漂う様子が描かれている。エディの身体とかろうじて繋がっているが、今にも離れて消えてしまいそうなヴェノムの姿。隕石のようなものが降り、地上で炎をあげる背景のビジュアルは、何かの“終わり”を予感させる。そして、「死が二人を―― 分かつまで」とコピーが添えられている。

また、6月3日22時から6月5日23時59分までの50時間限定で、第1弾ムビチケカードがメイジャー通販にて発売。デザインは届くまでのお楽しみで、特典としてオリジナルステッカーが付いてくる。

なお本作は、10月25日、26日、27日に先行上映されることも決定。詳細は後日発表される。

(文=リアルサウンド編集部)

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