米建設支出、4月は前月比0.1%減 予想外の減少

[3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した4月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.1%減と、3月の0.2%減に続いた。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.2%増。非住宅建設が落ち込んだ一方、新築一戸建て住宅の建設支出が2022年8月以来の高水準となった。

前年比では10%増だった。

民間部門の建設支出は0.1%減。商業建設の減少が響いた。

公共部門の建設支出は0.2%減。教育と高速道路・道路の2大分野で減少した。

一戸建て住宅の建設支出は0.1%増加し22年8月以来の高水準。住宅ローン金利の上昇が住宅販売全体の重しになっているものの、中古住宅の在庫不足が支援した。

一方、製造業の建設支出は0.9%増加し過去最高を記録。コンピュータ向け半導体やグリーンエネルギー製品の国内生産促進を目的としたバイデン政権の支援策が追い風となった。

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